台風19号通過後の田んぼ

お米 マコモ レンコン 田んぼ

今期最大といわれていた台風19号がやってきた。

正直、もう田んぼも畑も家もどうなってもしょうがないなと腹をくくって覚悟を決めて待ち構えていたのですが、幸いなことにここ三重県津市美杉町は大きな被害に見舞われることなく台風をやり過ごすことができました。

雨の時間が長く、川の水は濁り、濁流になってものすごい勢いで流れていましたが、暴風がなかった分、停電も起きず、家の周りの木も倒れず、物も飛ばされず、被害は最小限に済みました。

日本各地では河川の堤防の決壊が起き、家屋の浸水もあちこちで見られ、土砂崩れやそれに伴う道路の寸断、停電や断水等ライフラインの被害もたくさんあったようで、被害に遭われた方々を思うと喜んでばかりもいられないですね。

朝起きると太陽が出ていました。

早速気になっていた田んぼへ。

台風19号通過後のマコモ田んぼ
まこも田んぼ。昨日まで立っていた葉っぱの多くが折れて寝ている。

まこも田んぼ。やけにスッキリしてしまっていた。葉っぱが風で折れて寝てしまい、スカスカになって、おかげで見通しよくなった。

もう収穫終盤で小さなマコモばかりになっていて、茎が細く、周りにあった太い茎が収穫されてなくなって支えを失って倒れた模様。

今日が販売用の最後の収穫になりました。

台風19号通過後のレンコン田んぼ
レンコン田んぼ。葉っぱが風を受けてボロボロ。
台風19号通過後のもち米田んぼ
もち米田んぼ。もっと寝ているかと思ったけど踏ん張ってくれていた。
ありがとう。

早く稲刈りがしたいのですが、あしたまた雨みたいですね?

なかなか思うようにはいきませんね。

台風は人間にとっては厄介な存在だけど

自然界にとっては浄化をもたらす大切な役割を果たします。

破壊と創造。

水は浄化をもたらし新たな命を育む。

人間は自然を間借りして生かさせていただいている。

多くの人たちはこのことを忘れてしまっている。というか知らないのだ。

人間にとっては不都合でも

地球にとっては普通のこと。

起こることを前提で生きてきた先人たちの知恵、叡智はもう伝承されていない。

津波や地震、天変地異、それら気象関しての記述、記しが受け継がれずに、かつてここには家を建ててはいけないとされていたところへ住宅が平然と建っていく。

誰が悪いとかではなく

もっと自然を観るように、自然を敬うように

自然の力に勝てっこないんだから

やりたい放題やってきたしっぺ返しが

そろそろ始まっているのかな。